リワーク通所の体験談15 ~ホメ日記をつけてみよう~

自分で自分を褒めるというのは、慣れないと難しいことです。

特に、うつによって気分が弱っているときは、自己評価が低くなりがちなのでなおさら難しいです。

そのため、自分で自分を褒める習慣をつけるために、「ホメ日記」をつけるのが良いとされています。

ホメ日記とは?

「日記を書くのって面倒だな...」と思われる方もいるかもしれませんが、ホメ日記の書き方は簡単です。

分量は多くなくても大丈夫ですし、日記としての文章の体裁が整っていなくでも大丈夫です。

箇条書きとかでも良いのです。

大事なのは、「今日は○○をして、△△できて、偉かったね!」といった、自分で自分を褒めるためのその日の出来事を思い出して、文字にするということです。

どんなに小さ化ことでもいいから褒めてみる

私がそうだったのですが、最初のうちは、どうしても大きな挑戦に対する評価のみ、ホメ日記に書きがちです。

しかし、そうやって少し構えてしまうと、ホメ日記に書けることが少なくなって、「あまり頑張れなかったのかもな...」などと思ってしまいそうになります。

ホメ日記を書いているのに、気落ちしてしまっていては本末転倒です。

そのため、どんなに小さなことでもいいからその日に頑張ったことを見つけて、その都度褒める方が得策です。

靴をそろえられた、朝にカーテンを開けられた、台所のタオルを新しいものに取り換えた、といった、日常の些細な点についても褒める対象になります。

そして、以前と全く同じ出来事を再びクリアできたときは、もう一度褒めてみましょう。

前にホメ日記に書いたことは、2度と褒めてはいけないというルールなどありません。

私は毎日のように「カーテンを開けられた」ことをホメ日記に書いていました。

一時期、カーテンを開けることすら困難になっていたことがあったからです。

うつの症状が緩和され、すっかり当たり前にできるようになった習慣についても、「今日もできてすごいね!」とほめてあげましょう。

ホメ日記は手書きの方が良い?

ホメ日記を手書きでノートに書くか、それともパソコンやスマホで書くか、どちらがいいかは私は明言できません。

その人に合ったやり方があると思うからです。

私はうつ状態の時、パソコンやスマホをあまり触りたくなかったので、手書きでノートに書いていました。

また、ホメ日記用にノートだけではなく、それ専用のボールペン(といっても安いやつです)を用意していました。

ノートの残量だけでなく、ボールペンのインクの残量を見て、「これだけ文章が書けるなんてすごい!」と、自分で自分を褒めたかったからです。

実際にどちらも使い切ったときは、とても達成感がありました。


以上がホメ日記の書き方についてとなります。

ホメ日記の効果等については、次の記事にて書いてみたいと思います。

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