リワーク通所の体験談5 ~これなら通えるかもしれないと思った理由②~

リワークの体験通所初日を終えた私は、相談する仲間ができたかも? という期待を持つことができました。

同じような悩みを持った先輩方

リワークの体験入所を終えた私が、はっきり明言できないまでも、なんとなく感じ取っていた気配、それはリワークに通所している人たちの現状、境遇のことでした。

リワークの先輩方は、おそらく全員がまじめで優しい方々でした。

この人たちもきっと、つらい思いをして、ここにたどり着いたのだろうと思いました。

それは同時に、自分と同じように悩んで、それでも頑張っている人たちがここにいるという意味でもありました。


しかし、カリキュラム中に積極的に発言をする方や、昼休みに話しかけてくださる方が多く、思った以上に暗くない、むしろ朗らかでやわらかい雰囲気が満ち溢れていました。

そのことが少し不思議にも映りました。

自分を開示すること

うつになってから一番苦手になったこと、それは誰かに自分を開示するということでした。

自分のつらい現状を話したところで、「どうせわかってもらえない」「変な人扱いされてしまう」という懸念が、常に付きまとっていたからです。


しかし、リワークの利用者の皆さんは、自分の気持ちや体験、その他のプライベートのことについて、大なり小なり話してくれます。

それも、安心して話しているように見えるのです。

安心して話ができる環境

人間はおそらく皆、自分のことを誰かに理解してほしいという一面を少なからず持っているように思います。

しかし、うつが酷かったときは、そうは思えませんでした。

周りに味方などいないし、「頼むから放っておいてくれ!」と思っていました。


本来の自分は、友達や仲間と話をするのが好きなはずでした。

それは、他の利用者の方々だって同じはずです。

話したいことがたくさんあるのに、「どうせ...」といった余計なバイアスがかかってしまって、上手く話せなかった経験があったはずです。


そのバイアスがここにはないのかもしれない。

そんなことを考えていました。

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