リワークの体験入所初日に手応えを感じた私は、続く2回目の体験入所にも出席することができました。
これで、いよいよ次回からは正式に通所することとなります。
正式な通所が決定するにあたり、スタッフの方からリワークの4ヶ月で目指すものについて、説明をいただきました。
1~2ヶ月目:生活リズムを整え、リワークのある生活に慣れること
うつにより休職している場合、まずはこの点を目標にする必要があります。
これまで、朝はなかなか起きられず、なんとか起きられても次の行動が起こせないような状態が続いていたわけです。
週に2回のリワーク通所を、生活のサイクルとして取り入れられるようにすること。
まずはここから、といったところでしょうか。
その際、休養を上手く取り入れるということもポイントです。
私は、リワークが行われる月曜と木曜の前日である、日曜と水曜は、普段より早く就寝することを心がけるようになりました。
2~3ヶ月目:自分の欲求や感情を感じ、心地よい活動、楽しい活動を増やしていく
リワークのある生活に慣れてきたら、日々の生活の中に楽しみを感じられるようにするのが目標です。
現状からの回復だけではなく、復職してからの再発予防にも大いに役立ちます。
とはいえ、うつになると、これまで楽しめていたものが楽しめなくなります。
また、うつで仕事を休んでいるのに、自分だけ遊んでいていいのだろうか...?という気持ちになることも多いのです。
しかし、楽しめそうなものを見つけて、どんどん楽しむことが大切!
簡単にできるものや、じっくり取り組むものといった、種類を増やしていくことが目標です。
欲求や感情を感じることに慣れてくると、疲れやストレスを感じたときに気づけるようになります。
3~4ヶ月目:再発予防の準備をする
この頃になると、ある程度余裕が出てくる場面が増えてきます。
そういった、精神的余裕があるときに整理しておきたいこと。
それは、自分自身の「くせ」とストレスへの「対策」です。
自分の認知やコミュニケーションの「くせ」や、不調の際のサインを理解することで、つらい気持ちを最小限で回避できるように努められます。
また、気分転換の方法や、嫌な気分になりそうなときの対処方法について、それらの「効果」や対処する「タイミング」を整理しておくことで、状況に応じて使い分けることができます。
そして、リワークで4ヶ月過ごす間の、全体目標はこれです。
自分で自分をプロデュースする!
・自分の欲求、感情を感じ取る
・自分自身の「くせ(=特徴)」(得手/不得手、体力、ストレス耐性)を考慮する
・社会的現状(常識、役割、周囲からの期待、相手など)と自分自身との折り合いのつけ方を考える
これらの点を踏まえて、自分という人間を社会でどのように生かしていくのか。
つまり、自分の人生を自分でプロデュースする! ということが目標となります。
この目標を確認して、私は一つ一つやっていこう、と決意したのでした。
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