考え方の癖によって、自動思考に偏りや歪みが生まれてしまい、それによってつらい気分が引き出されてしまうことがあります。
つらい気分を生み出す自動思考には、特有のパターンがあることが知られております。
そのパターンを理解することで、自分の自動思考の偏りを把握することができるようになります。
自動思考の歪みには「推論の誤り」が関係している
我々は、これまで経験してきたことを踏まえて「推論」をすることによって、困難に遭遇した際にそれを乗り越えることができます。
しかし、その推論は完璧なものではありません。
事実をそのまま捉えるのではなく、誤った推論をしてしまうことにより、歪んだ自動思考が頭に浮かぶことになってしまうのです。
推論の誤りは10種類に分けられる
推論の誤りは10種類に分けられると言います。
この、10種類の推論の誤りを覚えておくことで、自分の推論に誤りがないかの確認をすることができます。
また、自分が陥りやすい推論の誤りを特定し、傾向がわかるようになればしめたものです。
その10種類の推論の誤りは、以下の通りです。
- 全か無か思考
- 一般化のしすぎ
- 心のフィルター
- マイナス化思考
- 結論の飛躍
- 拡大解釈と過小評価
- 感情的決めつけ
- すべき思考
- レッテル貼り
- 個人化
これらがどのように誤っているのかについては、次回以降の記事で1つずつ書いていきたいと思います。
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