自立支援医療(精神通院)を申請せずにいた理由

初めてメンタルクリニックを受診したのが、2009年の秋。

その後、1年近く通院した後で、あろうことか自己判断で通院をやめてしまった私。


その後、再び体調が悪くなり、2012年から再び受診を再開し、現在に至ります。

自立支援医療の申請を行わずにいた理由

2012年の通院再開から約4年の間、私は自立支援医療の申請を行っていませんでした。

そのような制度があるということは、途中のどこかのタイミングでクリニックの先生より話をいただいておりました。


それでも、私は申請を行うことはありませんでした。

単純に面倒だったから、といってしまえばそれまでかもしれませんが、今思うと以下の2つの理由が挙げられるかと思います。

  1. 精神通院をしていることが、職場にばれるのではないか?
  2. 自分が精神疾患を患っていることを、まだ充分に認められていない

順を追って見ていきます。

自立支援医療に申請したことについては、会社にばれるのか?

結論からいうと、そのような心配はありません。

自立支援医療の申請にあたり、会社に提出、または会社から発行してもらう書類は一切ないため、手続きに会社が関わることはありません。

しかし、当時の自分は妙に疑い深くなっている節があり、「そうはいっても、医療費が極端に安くなったりとかで、感づかれるのでは?」などと思っていました。

健康保険組合からの医療費に関する通知は、職場をいったん経由して本人に届きますが、この通知については個人情報のため、職場で把握することはできません。

組合から職場に通知される場面がないことから、自立支援医療を申請・利用しても職場にばれることはありません。

自分が精神疾患を患っていることを、まだ充分に認められていない

おそらく、申請をしないでずるずるしていたのには、この点が大きかったように思えます。

うつの苦しみを確実に感じながら、うつを患っていることに対して、ほとんど羞恥に近い感情を持っていたんだと、今になってみるとそう思えてなりません。

自立支援医療を申請し、受給者証が手元に届くことで、はっきりとした形で「あなたは精神疾患を持っていますよ」と言われてしまうのが怖くて、申請をためらってしまったのでした。

実際に申請してみた結果

しかし、実際に申請してみると、良いことしかありませんでした。

1割負担ということは、これまでかかっていた費用の3分の1になるわけです。

休職中は収入がガクンと落ちるため、日々の生活にかかる出費がどうしても気がかりでした。

そのような中で、確実にお金を払う必要がある通院代、薬代、リワークの通所費について、少しでも低額になることはとてもありがたいものでした。

現在も、当該制度をありがたく使わせていただいております。

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